デジタルネイティブの時代 なぜメールをせずに「つぶやく」のか (平凡社新書)無料ダウンロードkindle
デジタルネイティブの時代 なぜメールをせずに「つぶやく」のか (平凡社新書)
によって 木村 忠正
4.7 5つ星のうち(7人の読者)
デジタルネイティブの時代 なぜメールをせずに「つぶやく」のか (平凡社新書)無料ダウンロードkindle - 内容紹介 デジタル通信メディアを軽々と使う若者たちは、どんなコミュニケーションをしているのか? 緻密な調査から、彼らの生態とともに、現代の日本社会の抱える問題点が浮かびあがってくる。 内容(「BOOK」データベースより) 物心ついた頃から、PCやケータイに親しんでいるデジタルネイティブは、メールやツイッター、SNSなどをどんなふうに使いこなしているのだろうか。そのコミュニケーションのあり方を調べたとき、彼らの抱える悩みや困難のなかから、日本社会の抱える問題点が浮き彫りになってきた。現代日本を映し出す鏡、デジタルネイティブを探る。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 木村/忠正 1964年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学大学院総合文化研究科、ニューヨーク州立大学大学院バッファロー校にて文化人類学を専攻。Ph.D.。東京都立科学技術大学、早稲田大学などを経て現職。専門は、科学技術人類学、情報ネットワーク論。著書に、『デジタルデバイドとは何か』(日本社会情報学会優秀文献賞、電気通信普及財団テレコム社会科学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
デジタルネイティブの時代 なぜメールをせずに「つぶやく」のか (平凡社新書)の詳細
本のタイトル : デジタルネイティブの時代 なぜメールをせずに「つぶやく」のか (平凡社新書)
作者 : 木村 忠正
ISBN-10 : 4582856608
発売日 : 2012/11/15
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 26.25 (現在のサーバー速度は27.67 Mbpsです
以下は デジタルネイティブの時代 なぜメールをせずに「つぶやく」のか (平凡社新書) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
小学校の時から携帯やスマホが当たり前となっている最近の若者=デジタルネイティブは、今の中高年とは異なる思考・行動様式を持っている。そういったものを文化人類学のアプローチで分析しようというのが本書であり、その試みや方向性は非常に面白いと思う。しかし、本書で取り扱われるのは、世代(筆者はデジタルネイティブを4つの世代に分けている)ごとのメールやmixi、twitterの使用方法や実態の紹介が主で、その先に踏み込むことがあまりできていないように感じた。私は筆者の区分で言うと第三世代に当たる年齢(ただしデジタル機器の使用は同世代よりはだいぶ遅れていたが)なのだが、正直「周りを見ていれば分かる」という話ばかりで、そこから先にどう学術的に踏み込むかを期待していたのだが、それが見えてこなかった。若者の実態を知らない中高年が実態を知るという意味ではいいのかもしれないが、それなら白書のようなもので十分だし、文化人類学の手法を用いて学術的にアプローチする意義もなくなってしまうだろう。そういう分析としては、筆者は「親しさを伴わないテンションの共有」(筆者が他に挙げる「コネクション」もかなり近い概念)を挙げているが、これもtwitterをやっていれば誰もが感じるものであって、わざわざそのように言いなおすことで新しく何かが理解できたという気分はあまりしなかった。また、twitterの使用状況の海外との比較から日本社会のコネクション重視の表れとしているが、これはtwitterの140字制限(の下で書ける内容の情報量)が日本語と英語等の言語とで全然違うというつとに指摘される点が無視されており、解釈の強引さを感じる。結局、「現象の記述」から先に何を出せるかが、この新しい文化人類学の課題になると思う。
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