月刊自家用車 2016年 08 月号 [雑誌]

月刊自家用車 2016年 08 月号 [雑誌]の詳細

A4サイズに変わり、2冊目の月刊自家用車が発売されました。今月号の気になる記事は、間もなく新車発表を控えている、日産セレナに触れている点です。現行車はモデル末期にもかかわらず、コンスタントに販売台数を稼いでいる事からも、新車の販売は正常進化で有るなら、初期受注が大いに期待出来ると思います。ましてや記事のなかで公開されたシルエットを見る限り、余りミニバンに興味が無い者でも、好感が持てる格好良さを伺えます。後は実車が店頭に並ぶのが楽しみですね。次に特集記事に目を向けると、車選びの新常識と題して3つの項目が提案されています。1つ目が安全装備で2つ目が燃費、そして3つ目に輸入車に対する購入の提案が成されています。確かに近年においては、メーカー主導による国産車の安全志向の向上は、大いに評価すべき事だと思います。ましてや安全装備品の見直しによる重量増を、車体骨格の見直しなどで、安全基準を高めながらも軽量化を進め、燃費の向上を実現している点は、もはや世界に誇れる技術革新とも言えるでしょう。ただしその反面では、車両価格の引き上げが行われて来たのも事実です。そこで特集記事の3つ目に掲げられた、輸入車の選択が提案されている点は、共感を得る部分が感じられます。言い換えれば価格上昇による国産車の販売価格と、コストの見直しと為替レートによる輸入車の販売価格が、拮抗している点に注目すべき時期とも取れますね。後は購入に当たり冷静な判断力のもとで、指向性に沿って選んでいく楽しみを謳歌したいものです。皮肉な事に今月号の発売時期にイギリスのEU離脱が重なってしまった点は、世界経済の混乱を招き自動車産業に、暗い影を落とさない事を願うばかりです。